2015年5月26日火曜日

ADHD~自分のための備忘録

yahooのトップ記事で、芸能人がADDだと告白したというのがあった。

ADHD。
私が大学3年生の時、教授と院生にADHDだと言われたのは、
研究室に入って2か月もたたない、6月の飲み会だった。
「〇〇先生はADHDよね。自分と同じ匂いがすると思わない?」
「え???」
「あなた、ADHDよ^^」
教授の言葉に、院生がみんな頷いていた。
教授は女の先生で、全国的に活躍する臨床心理士で、障害児教育、SSTが専門だった。
きっと以前から、研究室内で私に対する意見が一致していたんだと思う。
最初はびっくりしたけれど、
考えてみれば、ADHDの特徴が見事に自分と当てはまっているので
「あぁ、私はADHDなんだ。」と素直に納得できた。

ADHDは発達障害と言われているもの。
ショックを受けたかというと、そうではなかった。
逆に、とてもスッキリした。
自分を客観的に見ることができたし、気を付けるべき事が分かったから。

一般的にADHDの症状は
不注意(落ち着きがない、しゃべりすぎる等)衝動性(順番を待つのが難しいなど)不注意(ケアレスミスが多い、忘れ物が多い)
と言われている。
教授によると、私はこれが全部当てはまるらしい^^;
〇私と話す時は、すぐ本筋からずれるから、断線しないように気を付けないといけない。
〇教授の部屋に入ると、目についたのも何でも触る。
等々指摘された・・・。

以下引用文。
ADHDの原因は解明されていないが、前頭葉大脳皮質、または小脳の一部分が活動低下もしくは弱小化しており、脳の何らかの欠損によって感情と情動、行動に異常が出てしまうという身体の障害です。
[不注意型]
・しばしば綿密な作業ができない、または不注意をおかす。うっかりミスが多い。
・課題、遊びの活動で注意を継続することが困難である。
・直接話し掛けられた時に聞いていないように見える。
・課題や業務をやり遂げることができない。
・努力の継続を要する課題を避ける、または嫌う。
・必要なものをよく無くす。
・毎日の活動を忘れてしまう。
[他動型]
・手足をそわそわ動かし、またはもじもじする。
・座っていることを要求される状況で席を離れる。
・不適切な状況で余計に走り回ったり、高いところにあがったりする。
・静かに遊んだり余暇活動ができない。
じっとしていない。いつも何かをしている。活動しないと不快。
しゃべりすぎる。
[衝動型]
質問が終わる前に出し抜けに答えてしまう。
・順番を待つことが困難である。
・他人を妨害し邪魔する、または干渉する。

作業効率が悪い。
気分が高揚すると、落ち着いて行動できない。
言葉の間違った覚え。
空気が読めない。
整理してすぐぐちゃぐちゃ。
特に色のついた部分が当てはまる気がする。

教授は自分にも、学生にもとても厳しいので有名だったが、私は教授(ちなみに女性です)のことが大好きだった。
好きですオーラ全開だったかもしれない(笑)
教員採用試験前は、研究室全員で箱庭で使用するミニチュアを作っていた中、一人だけ免除された。
それというのも、
「ADHDは、一つのことに集中すると他に手がつけられなくなる。彼女にさせると、試験勉強が手につかなくなるから、させないように」
と教授のお達しがあったらしい。。。
教授のお心遣いもあってか、私は奇跡的に教採に合格。
学内でたったの4名だったので、私が受かったことに対して、みんな怪訝な様子でした。
多分、教授もビックリしていた。あまり顔には出さなかったけど。
1年後、研究室に遊びに行ったときに後輩から、私が合格したことについて、
「短時間の勉強で合格できたのは、ADHDだからだと思う。」と教授が話していたと聞いた。
別に不快ではなかった。

アメリカでは、ADHDの子には、小さいころから適切なサポートがされると聞いたことがある。
ネット上でもこんな記事を見かけた。

AD/HDの人には、特異な能力や才能をもっている人が少なくありません。
興味があることに対しては集中力を発揮したり、個性的な感性を持っている人が多いのも特徴。
なるべく早期に自分の脳の特徴を知り対応していくことで、生活をしやすくするとともに、「二次障害」を防ぎ、更には持っている能力をより伸ばしていくことが大切。
ADHDは、本人がまずADHDであると気づくことが重要。。。

確かに、自覚することで、普段の生活で気を付けないといけないこと、また自分の長所や短所の特徴を把握することができる。
でも、出産してからは、あまり意識していなかった気がする。
これからは、もっと気を付けて生活していこう。。と改めて思った。

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